先日、RB26の新エンジンの腰下仮組みで、パーツクリアランスと当たりを確認し終わりました。
仮組みのクリアランス点検ですが、GTクランクは4mmロング、GTコンロッドは4mmショート、ピストンの合わせですが、ピストンは現物合わせになります。
NISMOのGTパーツは純正ピストンを使用することを前提としていると思われる設計のようで、社外ピストンを使用する場合は、コンプレッションハイトを合わせても、トップ形状、スカート形状は、純正とは製品によって異なり、クリアランスの現物合わせは必須です。
または、純正ピストンでも現物加工が必要かもしれません。
今回はHKS86φピストンで、ロングストロークになるため、ピストン移動量が増えたり、そもそもピストンスカート形状が異なるため、純正位置のままではオイルジェットのクリアランスが微妙になります。オイルジェットを残す場合は、クリアランス確保のためにオイルジェットのスペーサー、またはピストン加工が必要です。
スペーサーとピストンの逃げ修正を行いました。
これでようやく腰下組立てを行います。