クロとシロと俺ブログ。BNR32 -NA1-

スカイラインGT-R BNR32のお手軽レストア情報やRB26エンジンのオーバーホール、チューニング手法などを実体験をもとに情報発信しているブログです。最近はサブのNSXもいろいろDIYでプチレストアを楽しんでいます。

BNR32黒 ときどき 白

BNR32のドライブシャフトブーツ交換してみた。分割 speagy スピージー BCNR33 BNR34

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 先日、BNR32のオイル交換しようと下回りを見てたら、なにやら右側のドライブシャフトや、メンバーやキャリパー、ホイールの内側までもが黒くてヌルヌルする…

 

あぁ…

「ドライブシャフトブーツ破れ」の地獄行きだ…

 

 フロントドライブシャフトのデフケースの根元にあるブーツ。これを『右インナー側』というブーツ交換は別名ウンコまみれ作業…

BNR32で誰もやりたがらない。

汚い、キツイ、嫌われる!の3K補修作業となる。

 さて愛車の症状は、ブーツ手間からビラビラの2番目が裂けて、遠心力で中のグリースをフェンダー内に撒き散らしてた…

 このブーツ交換はドライブシャフト外すのが基本らしいけど、自宅で何時間もかけるの無理やから、分割式の1番貧弱そうな『スピージー』という商品を使ってみた。

これ使うとブーツ交換が20分らしい…

 

 BNR32でspeagyのスピージーなリアルレビューです!

 

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speagyスピージーはゴムブーツ。

世の中には耐久性重視の樹脂系ブーツもあるみたいだけど、たぶんスピージーというくらいだから、これなら簡単に手早くつけられるはずだ…⁈

 製品のブーツ分割部は噛み合わせるだけみたいだね。赤い小さな接着剤みたいのがついてるけど、熱融着?中身書いてないやん。

あと付属グリース小さいけど足りるんかね…

なんか不安やけど、製品番号BAC-NA03Rだね。

合ってる…よね?

ラベルはBNR34用って書いてある…

ちゃんとBNR32用を買ってるし共通部品?

34持ってないからシャフトの太さ知らんけど一緒なんかね?

作業前に部品番号の確認は必須で、作業してから部品間違えてたら後から大惨事やからね。

ネットで送料込み5,000円のゴム部品が、この俺にプレッシャーを与えてくるとは…

日産自動車だしシャフト同じなんだろな笑 

 

作業の流れは?

1.事前に用意したもの

※使い捨て薄手ゴム手袋10セット、ブレーキクリーナー2本、マイナスドライバ大、トンカチ、ライト、汚れ受けパレット大、ペーパーウェス大量。

 

2.ジャッキアップしてタイヤ外す。

※ブーツのインナー側交換は作業スペースと視認性から、横と下から作業するから四輪ウマかけした方が安心。

 

3.ステアリングを最大に右にきる。

※右インナーはローター前側からの作業がやりやすい。

 

4.飛び散りグリースの掃除をする。

※キャリパー、ホイール、タイロッド、メンバーなどあらゆる箇所に撒き散らしたのをブレーキクリーナとペーパーウェスで拭き取り。

このとき受け皿を下に敷かないと、掃除が大変になります。またグリース洗浄作業を丁寧にやらないと、後から取り付け作業で酷い目にあいます。これだけで30分以上かかるかも。

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5.既存のブーツバンドを破壊して、ブーツの分解取り外し。

※インナーブーツ奥側のバンドは、マイナスドライバーとトンカチでバンド切断したほうが早い。シャフト傷つけないように。

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6.中身のベアリングのグリース拭き取り洗浄。

※なまくらして何も外せないで作業すると狭くて作業性が悪い。ローターを手で回しながらベアリング部が見えるところでグリースをブレーキクリーナで洗い流し。グリースは手についたり、服についたら取れない。

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7.新しいブーツをシャフトにハメて、接着剤?を8割くらい塗って組み合わせしてローター側に待機。

※ベアリングにグリース塗ってからでもいい。

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8.新しいグリースをベアリング部に押し込みながら盛る。ローター回しながらシャフトを回転させて盛ったら、ヘラなどで均一に押し込み均す。

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9.ブーツの太いほうからデフ側に押し込み奥までハメる。溝にブーツ末端が噛み込む。

※奥側の溝は2本あるが手間しか届かない。ゴムとドライブシャフト末端のクリアランスは丁度いい感じだから無理なく入る。無理なくゴムがつけられる。無理なく挿入できる☺️

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10.手間側はシャフト側の溝に合わせて、ブーツを全て組み合わせる。

※ブーツの内側にある凸とみぞの凹を合わせたら、ブーツとシャフトに隙間なく止まる。ブーツも固定されスライドしなくなる。

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11.2本のホースバンドを止める。

※ホースバンドはぶっちゃけ付属品だとかなり締めにくい。インナーブーツはデフ側の溝が見えにくいし、手が入りにくいし、グリース洗浄が不備やとあらゆる箇所にウンチカスがついて汚いし作業の邪魔になる😆

今回はこれステンレスバンドでドライバーで締めたらダメなん?と何度も思うくらいハマった。

 バンドには先端にもう片方の頭がひかかるフックがあって、引っかかった状態でフック倒すとバンド閉まる。フック起こすと緩まる。という仕組みだ。この構造を正確に理解できるまで30分はフック起こさずに指先で先端をひかけるために力で押し込んでた😢ソレ絶対無理。

 さらにフック倒すたあとは、倒し切ったままバンド横の爪を二箇所倒すて、フックがバネの力で起き上がらないように固定となる。爪倒すときにフックを押し切らないとバンドの締め付け力は発揮しない。

 こんなバンド構造やから、まずは車下から見てデフケース側で、一旦バンドの先端をかけて、輪っか作った後に、フック倒してバンド開いて、ブーツ奥側のミゾにハメるという流れなんだけどもな…

これが言うが易しよ。

バンドの構造を理解したとて…

とてな!

インナー側は、狭いし、暗いし、汚いし、見えないし、なのに。

ブーツ溝にバンドが均一に綺麗にハマらないといけないわけだ。斜めなったりはみ出てたりはダメ!

結局、バンド固定できるまで1時間くらいかかったわ!ウンコめ!んで奥側のバンド締めできるなら、手間側のバンド締めは余裕でしょう。

 

ブーツ交換なんて所要時間20分!とかSNS書いてる奴、そんな仙人級の整備士は前でてきて全員並べ!

絶対シャフト外れてる状態からのブーツ交換だろソレ!?

車載でグリース洗浄から、ブーツ交換まで20分ならストップウォッチ持って今から競争だぞ😂

 

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 結論からいうとスピージーでスピーディーに作業したかったけど三時間くらいかかってた。次は時間半分くらいなる?かと言うとグリース掃除にかなり時間かかるので2時間はかかるんかね。

 正直言ってこんな3K作業を、プロが数千円の工賃でやってくれるなら、絶対任せたほうがいいと思うな。油断してグリースが肌や、髪や、服や靴や床についたら、なかなか取れないのよ。

ウェスに拭き取りしたグリースは、大量のウンコついてて、いつのまにか何かしらに飛び散るし…💢

世間のドラシャブーツ交換の工賃は安すぎる。

最低工賃で3万は欲しいわ。

 

 あとリビルドの1万5000円を買って、インナー、アウターの両ブーツもシャフトも丸ごと交換のほうが、費用対効果は高いのかも☺️とも思えた。

みんなはどう思うんかね?

 

このブログが、

いつか、誰かの役にたちますように…