RB26 9000回転仕様へ。gt2860r-2 ターボ最大効率狙いに変更。bnr32 富山から
今年はすることが無くて暇をしてた黒bnr32のお話しです。
先日、高速走行で全開すると、豪快なウエストゲートの大気解放音が…。でもうちの子はアクチュエータのgt2860r-2なんですが…。
高速を走ってるときに異常が発生すると、焦りますよね。
最大ブースト届かなくなるし、排気音激しいし、タービン近くの「排気漏れ」だ…と理解するまで冷や汗がでます。
そこで今回は、久々に富山のefi テクノロジックさんで黒bnr32のメンテナンスをまとめて実施いたしました。
①タービン水漏れ
エンジン組んだときには製造廃止で純正部品が出なかったタービン純正配管から漏れました。いまはニスモが再販してますが、純正配管でもアホな値段設定になったんで、純正より間違いのないEARL'S [アールズ]に交換しよう。
見えないトコだけどね・・。ちなみにアールズもアホな値段ですが?
U字のパイプだけで2万超えてるんだけど…
②フロントパイプ排気漏れ
アウトレットパイプのメタルガスケット吹き飛びました。熱でボルトが伸びてたらしい。半分吹き飛んだガスケット。
③タービン外し
タービン外したので、ついでに前につけたことのある旧tomeiレーシングマフラーと、ECUリセッティングもお願いしましたよ。
レブ9000に変更、ターボはハイブースト化してHi1.3→Hi1.8kgf/㎠超のハイブースト仕様になりました。gt2860r-2はもともと2.0kgf/㎠をかけるようなターボですが馬力の伸びやすい1.3kgf/㎠で抑えていました。
ここまでやると純正ブローオフだと圧力が漏れてるので、信頼と実績のあるトラスト製に交換することにします。
エンジンは元々レブ9000回せるように構成してますから特に変えるとこはなし。カムはレイマックス256で組み合わせ的には本来8000回転までが実用範囲ですが、9000あると多少ギア合わない場所でも回転を引っ張れるようになるんで乗りやすさはアップしますね。
④9000回転対応で、プラグ9番に変更。
結果*リセッティングの成果は?
実馬力計測で最大馬力555hp 最大トルク65㌔に。
青ラインが従来の500馬力仕様、赤ラインがハイブースト仕様で555馬力です。
マフラーはtomeiレーシングマフラー、純正エアクリBOX仕様ですから最大トルク65キロも出てたら、純正レイアウトの部品構成的には出力限界に到達した感じはあるんじゃないですかね?しかし、さすがtomeiレーシングマフラー。当時物でクソ重いし、厚みがあって音もアレだけど、性能だけは本物です…。
4500回転からトルクが立ち上がり、9000回転まで約10%のトルク&パワーアップでした。500回転もトルクバンドが下に広がったのは個人的にはtomeiのマフラー効果が大きいと思います。
あとトラストブローオフは、やっぱ安定安心です。漏れなし、ブーストレスポンス最高!
注意※rb26は8000回転を超えてパワー出す場合には、カム、バルブスプリング、リフターなどヘッドのチューニングは必須です。ノーマルエンジンで9000なんて回すとバルブが跳ねてブローしますよ。今回、カムはレイマックスのストリートカム256とバルブスプリングはレイマックスです。
さらにハイパワー目指すなら、レイマックスのグループaカムなど、280度超えた高回転高出力対応のカム。大容量サージタンク、インテークパイプ、Linkg4導入で、パワーバンドを500〜1000回転上に振ってもいいかなぁ。エンジンルームの見た目は純正風を意識してるので当分はやらないけどね。
ワンオフプロジェクトのサイド管もね…。