NSX 内装の全バラするときの要点まとめ。狭くてめっちゃ大変やん。-NA1- 富山から・・。
はい、どうも。
3日で3㌔痩せました。
最近、NSXの細かいストレスを解決しようとしてたら、3日に渡って内装を全バラして、おまけに汗だくになった状態で泥沼にハマっていったおじさんが語りますよ。
いやぁDIYは、気軽に始めると泥沼にハマった時に、どこまで自分でハマっていくのか?ハイテンションになって理性失いますよね。
そこで今日はNSXの内装を傷つけずに外すときの要点をまとめてみました。
内装バラシの要点まとめ。
①最大の難関はドアパネルにあり。
画像はすでにドアパネル取った状態ですが、初めてだとココまでに1時間はかかると思います。内装の中で史上最強に外したくないのがドアパネルです。その理由はこのドアノブの内側にある内装パネル。
↑取っ手の内側のパネル。ココが外せないと、ドアハンドルもドアパネル全体も外せない。
整備マニュアルには、内装パネルに傷がつかないようにマイナスドライバーなどで横に引き出すと書いてあります・・・・・。
そんな方法で、
外れるかぁい!!!怒
この内装パネルは、横スライドしそうで、まったく恐ろしいほどの張力でハマり込んでます。気軽に横スライドなんて絶対にしない力よね・・・・。
俺、パネル傷つけたくないから、周り中に養生しまくって、ペンチで挟んで力いれすぎないように手前に少し引き出して、横スライドしようとするんだけど・・・本当に1時間かかっても外れません。これ傷つけたり壊してしまうと、今だとパネル15000円、ドアノブ35000円です・・・。
ここを考えたホンダのやつ、本っ当!に天才なんじゃないですかね。
たぶん素人に外されないことを目的に考えられたのは間違いないんだ・・・。でもメンテナンスの必要な車で、外せない部品って欠陥だろ・・・と。たとえるならBNR32のクラスターリッド(センターパネル)の爪の破損ぐらい欠陥箇所ですわ。あれも新品速攻で割れますからね。作業マニュアルどおりだと傷や破損してもいいか、幸運が舞い降りないと絶対にはずせねぇわ。
だからさ。
中古のNSXのドアノブや、この取っ手の内装パネルが傷だらけなのは、上記の理由から仕様となっているんだと思われますよ・・・。
この記事を書いていて、思ったんだけど・・・・。
裏技見つけたかも①
これ以外の作業は、ネジやクリップだけなので順番を間違えなければ綺麗に外せます。ドアノブのワイヤーは、先端部の取り付け穴をよく見たら簡単な知恵の輪で外せます。
ドア周りについているウェザーストリップはピンでハマっているだけですので一回ドア周りのピンを外してからドアパネルを外したほうが楽でした。
どうせつけるのも楽だし。ゴムの下にドアパネルのネジや取り付け部が隠れていますから、ウェザーストリップのピンを外さないと、あとあとドアパネルがひかかって外しにくいんですよね。
②ドアの化粧パネル
片側5か所の分割式です。今では1枚15000円の高額パネルを5枚買う必要があります。こうした無駄に高額な部品交換は、イカレてないとできないかもしれませんね。妻には内緒で購入しますよ。ドアパネルに爪で止まっているのでドアパネルを一回外さないと絶対に交換できない部品です。ドアのアームレストをネジ3本で外せるので、これを外してから化粧パネルを取り付けますよ。取り付け部の穴の位置がアームレストに被っているので綺麗につけたい場合はアームレスト外したほうが得策ですよね。
※ドアノブ位置から横に4枚(小中大△)取っ手部の片側5枚です。
③サイドガーニッシュ
サイドガーニッシュは、サイドステップと座席の丁度真ん中についている長方形のカバーです。裏側はクリップ3か所のみでサイドシルにハマっているだけです。が、注意点としては、運転席側のサイドガーニッシュは、最初に給油口レバーの頭についているキャップ部分のみを最初にスライドさせて外します。圧入か?と思うくらいに、かなりの強さでレバーにハマっていますから、スライドさせるときは傷つけないようにしましょう。このレバーのキャップを外してレバーのみにしてからじゃないと、サイドガーニッシュは抜けません。無理に引き出そうとしても分割されるか砕け散ることになります。
④センターパネル
NSXのセンターパネルは、割れてる率が高い部品のひとつです。でもパーツのクリップ位置やネジの位置を覚えたら素人でも5分で外せます。
要点は、①センターコンソールBOXを先に外さないと、センターパネルは外せない。境目に隠しネジがあるんです。センターコンソールボックスは、底に金属板が引いてあるので一部欠けている個所に爪ひっかけて持ち上げれば、板だけ取り外せます。ネジは4カ所で、外した後はボックスごと上に引き出せば取り外せます。
※底の左端に溝あり。
②時計ユニットの左右には金属クリップがある。③エアコンダクトパネルは、上にネジ、下に2か所に金属クリップがある。②③の金属クリップは内装剥がしなどを差し込むと外れる仕組み。クリップを意識せずに手前に引き出そうとあがくと、取り付け部が割れたりユニット側面にヒビが入ります。
④本命のセンターパネルは、上に2か所ネジ、灰皿裏に2か所ネジ、コンソールボックス境にネジで、金属クリップは無いので手前に軽く引き出して、裏側のカプラーを2か所外せば楽に外せます。力は必要ないのでスムーズに外れます。このパネルが割れるのは、パネルの横を内装はがしなどで浮かせて外そうとした人か、2DIN対応オーディオのためにフレームを削った人に多いんじゃないですかね。センターパネルは、テンションかけて少し曲げながら固定するので元々耐久性は低そうです。
他に取り外し作業で気を付けたい点は、パネル周囲にはサイドブレーキ、オーディオ正面、ハザードスイッチなども広範囲に養生しておきたいですね。取り外しにも取付けにもパネルを持ち上げたりするので、センターパネル裏のカプラーなどで意図しない傷がつきやすい大きさです。
⑤助手席ウーハー
助手席の足元カーペットをめくると、a4サイズのアルミ板のフットレストが見えます。その裏側にNSXにおいて一番壊れやすいと評判のBOSEのウーハーが鎮座しています。こやつのアンプはリアセンタースピーカーにも連動して動作しているので、壊れるとウーハーもリアセンタースピーカーの両方とも音が出なくなる症状が発生します。取り付け取り外しにはボルトのみなので苦労はないですが、とにかく狭いので半身いれて上みて作業すると楽です。この際にサイドシルなどに傷をつけないように養生を広めにしておきましょう。※金属のフットレストはバリ出てる場合もあるようですから、取り外しのときには指先きらないように注意しましょう。
⑥リアの内装パネル
座席裏の内装パネルは、上段に1枚、座席裏に2枚、センタースピーカーの3枚に3分割します。はじめに外すのは上段のパネル。パネルを外すとECUやリレーなどが見えるようになりますので外す機会が多いと思います。
このパネルの外し方の要点は、パネル裏側にあるクリップ3か所、そしてパネル下側に固定されている金属クリップによって、座席裏の下段の縦長の内装パネルを挟みこんで固定されています。最初にクリップ3か所を外したら、パネルをまっすぐ上に持ち上げて、金属クリップを下段パネルから引き外しましょう。手前に引き出すとスピーカーのパネルや、下段のパネルを傷つけるかもしません。
※自分のNSXはディーラーメンテ後に金属クリップが下段パネルにハマっておらず、クリップだけで浮いた状態で止められていました。
次に座席裏の2枚の縦長パネルは上下4カ所クリップですが、下クリップは取り付け部が上から下に入れる長穴になっています。よって上側を外したらパネルを真っすぐに上に持ち上げて外すほうがいいかもしれません。
■レストアに使うNSX純正部品の入手方法は?
さてホンダの純正部品は、日産やトヨタと違って個人では部品が注文がしにくい仕組みですよね。さらにNSXは長年製造していて型もヴァージョンも違うと内装部品の色がかわったりします。知識が無い状態で、違いのある商品の中から選ぶのは難しいので、nsxのパンフ画像やネット画像から欲しい品をめぼしつけて、今回はNSX純正部品を通販してるKUSAKA工房さんに希望を伝えて仕様一式をゲットしましたよ。
KUSAKA工房さんは部品の正式名称がわからなくても、欲しい品の価格や在庫状況を含めて熱心に調べて情報提供していただける方なので安心です。交換作業マニュアルなどもつけてくれますよ。メールでも丁寧に対応していただけたので、信頼してまとめ買いいたしましたよ。
他にもNSXNET.comというNSXの純正部品を丁寧にまとめてくれたショップサイトでも純正部品は楽に購入できますよ。画像がある品もたくさんあるので、品定めしやすいですよ。自分は、ここでも買いました。
*1:まだ試していませんが、はじめに取っ手パネルではなく、その隣のパネルを力技で強引に手前に引き剥がして、取っ手パネルを横スライドさせるほうが傷つかないし得策かも・・・。実はパネルは金属の爪を曲げてひっかけているだけなので、手前に引き出すとすると爪が変形しながら外せるはずです。どのみちドアパネル自体を取り外したいんですから、そのほうがパネル自体に傷つかなくていいかもしれませんね。今度、自分の新品パネルの状態から人柱作業してみますよ。