クロとシロと俺ブログ。BNR32 -NA1-

スカイラインGT-R BNR32のお手軽レストア情報やRB26エンジンのオーバーホール、チューニング手法などを実体験をもとに情報発信しているブログです。最近はサブのNSXもいろいろDIYでプチレストアを楽しんでいます。

BNR32黒 ときどき 白

RB26 5速 クロスミッションのギア比、パワーバンド、速度など一覧。BNR32 BCNR33 BNR34

 

いま富山は、台風の影響で。

フェーン現象で、カラッと晴れて、燃えような暑さになっています。

 

 

こんなときは・・・・。

ギア比について考えたくなります!!?

いや最近、ss690のノーマルに飽きてきました。

加速重視にしたいなぁ〜ってね。

だけど予算も無いし、ゲトラグとフルクロス を調べよう!って考えたんです。

 

でも。電卓叩いたり、エクセルファイル作るのが面倒なんで。

インターネットポチっと検索・・・・

※TOMEIさんありがとう。ギア比計算ファイル使わせていただきます。新作の車検対応フルチタンマフラー「Tiスポーツ」良さげですね。爆音卒業のために、構造調べとこうかな。

 

 

 

さて。

今回はサーキットなどでの加速重視でbnr32の4.11ファイナルを使った比較です。

タイヤは265/35 r18で設定して計算しています。

 

これでパワーバンド、限界速度で比較して、どのコーナーで、どのギア比が自分の車にあっているか?どうこうと逆引きしてみよう!って企画です。

これだけで、いろいろ妄想できますよね。

 

 

 

ギア比の比較対象は3つのミッション仕様。

 

 

 

1、BNR32純正5速 + 4.11ファイナル仕様

f:id:toyamaBNR32:20181006151317j:plain

 純正5速ですが、各ギアが長く、5000回転以上回す時でも、パワーバンドにギアが乗らない中途半端な仕様です。このギア比だと鈴鹿など高速サーキットでは、ブーストアップ、ターボ交換で400馬力以上あってもストレートで230㌔行けばいいほうでしょうね。

 

2、BNR34 ゲトラグ6速 + 4.11ファイナル仕様

f:id:toyamaBNR32:20181006151350j:plain

 純正ゲトラグ6速+R32ファイナルです。1速は使わないとして2~6速まで加速する仕様ですよね。サーキットによって変わると思いますが、鈴鹿デグナーが2速で足りず、3速で余るって微妙なギア比なんですよね。あと1速が完全に無駄になっているのが気になります。これだと2速~6速は、社外品の5速フルクロスにほぼ一緒なんですよね。

 

3、BNR32 OS 5速クロス + 4.11ファイナル仕様

f:id:toyamaBNR32:20181006150713j:plain

3つのミッションを比較してみて思うのは・・・・。

 ファイナル4.1仕様のゲトラグ6速ですが、この「1速」って、まず使わないギア比ですよね。この1速…トラックか!トラクターか?

それに対して社外品のOS5速クロスですが・・・1速が絶妙なギア比になってます。

ファボーレの坂道発進だと、かなりアクセル噴かすことになると思いますが、ミニサーキットでも、高速サーキットでもRB26の5000回転以上で、2・3・4速の各コーナー、ストレートでの5速まで全域加速重視で使えそうです。

 ゲトラグ6速搭載の多くの方が、BNR32の4.11ファイナル仕様を推奨される理由は、2速~5速の加速と、速度域を落としたいからだろうなぁと推測します。

でもそれって苦肉の策?

 

実は社外6速ミッションの多くは、1速が2.6~2.8付近、6速が0.8~65付近で調整されています。

rb26だと1〜6速まで、ずっとパワーバンドを維持して加速し続けるギア比です。

ドグやシーケンシャルなどは、5速フルクロスとほぼ一緒のギア比。

ただし6速があると、300キロまで加速しますから、国内サーキットだと第2世代GT-Rは、富士スピードウェイ対応。

鈴鹿で270キロ超えるときは、TAクラスの800馬力超〜のハイパワーがない限り出ませんからね。一般クラスにある筆者の愛車だと500〜600馬力程度…。

結局、加速性能の費用対効果を考えると5速クロスで十分に足りてます…。

 

 

 

ゲトラグ6速だとギアが一つ増えるから、加速重視なのかなぁ~?と想像していたそこの貴方!

自分のミッションが加速重視かどうか?よく行くサーキット走行にあっているかどうか?は、ミッションのギア比とパワーバンドが維持しやすいギア比なのか?で考えたほうがいいようですね。

 

メーカーの薦める製品が悪いわけじゃないけど、bnr32や33の純正5速から、ゲトラグ6速に載せ替えても、単純にギア比が加速重視ではないってことです。むしろ換装したゲトラグ6速の多くはbnr32の「ファイナル変更」の恩恵で加速させてる感じです。

BNR34ゲトラグ6速の純正ファイナルは3.545ですから、上の表よりも燃費重視 + クルージング重視となり、2速で10㌔以上速度が高く、6速最高速も40㌔以上高くなります。

bnr34の3.54ファイナルでゲトラグ載せちゃうと・・・・。1番無駄な1速ギア追加して、100万払うことになるかも…。

 

f:id:toyamaBNR32:20181006161602j:plain

 

 

 

まぁ・・・ぶっちゃけですよ。

 

費用対効果で考えたら、加速重視の方は、はっきりいって、OS5速クロスがダントツいいんじゃないですかね!!(*´ω`*)キリっ

ゲトラグ6速は、壊れた時のメンテナンス費用が高いし部品無くなるし。

※現在は、オートギャラリー横浜さんがゲトラグ部品供給を頑張ってくれてますよ。

 

まぁ皆さまの金庫次第ですね。

6速コキコキは楽しいもんね。

 

 

費用目安

純正5速ミッション

オートギャラリー横浜 5速 強化シンクロ

約30万

 

OS5速クロス(3速+5速)

約35万 + 組み込み + 載せ替え工賃

 

ゲトラグ6速

約120万+組み込み+加工+載せ替え工賃

 

 

TOMEIさんで扱っているホリンジャーを追記。2019.3.14

f:id:toyamaBNR32:20190314101851j:plain

さすがホリンジャーは良いモノだ・・・。

シーケンシャルのドグミッション。今だと載せ替え時のプッシュクラッチと、周辺部品合わせて280万~300万ぐらいでイケるんじゃないでしょうか。

 

 

 ではまた次回!?

あっ、最後に今回計算に使用したTOMEIさんのツールは、「ギア比 TOMEI」で検索にひかかると思います。エクセルファイルのマクロつきですので、ご自身の責任で遊んでみてください。