クロとシロと俺ブログ。BNR32 -NA1-

スカイラインGT-R BNR32のお手軽レストア情報やRB26エンジンのオーバーホール、チューニング手法などを実体験をもとに情報発信しているブログです。最近はサブのNSXもいろいろDIYでプチレストアを楽しんでいます。

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BNR32 フルチューンエンジンの車検について。bcnr33 bnr34 富山から

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さて今回はいつも通り、BNR32のお話ですが、エンジンを排気量アップしたり、600馬力とか出してたら車検費用とかどうなるん?

 

「そもそも違法にならないの?」

「めちゃくちゃ車検費用かかるんじゃない?」

「一般のユーザー車検では受け付けてくれなくならない?」

 

そんな疑問や不安でエンジンチューンをしていない方に向けて、実情をお話いたします。

 

はいっ、結論。

車検費用は変わりません。BNR32のウチの子でも地元ユーザ車検屋さんでコミコミ96000円です。

ユーザー車検でも代行でも通ります。

③違法な状態で持ち込めば断られます。

④エンジンはフルチューンでも違法にはなりません。問題なのは車検証に書いてある通りのエンジン型式排気量が守られているか?です。

 

多くのフルチューン仕様は、普通車と変わらない車検で通ります。ターボが変わっていてもラジエターやインタークーラー、オイルクーラー、エアクリ、パイピング、ecu、シートなど何が変わっていても基本的には○。ミッションや足回りの構造、ボディサイズなど新車登録時の構造に変更があれば変更届けをして、記載変更と検査をうける必要があります。

しかし③の様にストレートマフラーで爆音、触媒無しとか、間違いなく車検は通りませんし、変更届けも受けられません。この場合は騒音規制と排出ガス規制の両方に不適合です。

法律を無視した車両は、道路を走れませんし、車検屋さんのブラックリスト入りです。

そんな車持ち込みしたら一般の車検屋さんなら、この客は何をしてる車かわからんから扱いたくない。車検を受付しない。となります。

車検屋さんの整備工場の資格はとても社会の目が厳しい時代なんです。

ですが、エンジンチューンは従来より違法ではありません。

 

問題になるのは、「マフラーの音量と触媒」があるか?「車検証に記載ある新車当時の車両データ」に変更は無いか?

BNR32のフルチューンだと、この2点が重要です。

 

イカムでゲゲっとアイドリングしていても、音量は後付けサイレンサーで充分に抑えられます。画像はメイン80φ、出口110φのマフラー用のサイレンサー

公道仕様なら皆さん純正触媒かスポーツ触媒はつけてますよね?ウチの子はスポーツ触媒を使いますが、フルチューンエンジンは純正触媒もフロントパイプとマフラーのフランジが合わせれば使えます。

 

 ちょっとだけ注意が必要なのは、bcnr33 bnr34については年ごとに音量規制が厳しくなった車両なので、同じRB26のフルチューンでも、音量規制にひかからないように注意しましょう。多くの場合にはメインが80φマフラーなら、ストレート形状タイコ斜めだしでも、サイレンサーで音量は適法範囲にちゃんと抑えられます。

 

「触媒+サイレンサー」だけで、フルチューンエンジンでも難なく車検をクリアできますから、万が一交換しなきゃならなくても工賃一万もかかりません。公道走る用に車検対応マフラーなどを予備に持っておくといいかも。

 

 ということで、フルチューンだからといってエンジンは違法ではなく、また車検も適法にクリアします。

 排気系パーツが適法のポイントなので、街乗り仕様なら排気系パーツは、はじめから合法フルチューン仕様を推奨いたします。