クロとシロと俺ブログ。BNR32 -NA1-

スカイラインGT-R BNR32のお手軽レストア情報やRB26エンジンのオーバーホール、チューニング手法などを実体験をもとに情報発信しているブログです。最近はサブのNSXもいろいろDIYでプチレストアを楽しんでいます。

BNR32黒 ときどき 白

BNR32 当時物 TOMEI RACING マフラー 90φ フロントパイプに交換しました。

 

さて、毎度のことですが雨が降り続くとマフラー交換したくなります。

買えるマフラーの中から、理想形を探し求めて何本変えていくのか?

自分にもわかりません。

 

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さて今回は、珍しい逸品手に入れちゃいました。

サーキット専用TOMEI RACING マフラーです。

いまでは買えない当時物設計で、肉厚ステンレス製です。20年前の品とは思えない綺麗な保管状態です。リアピースタイコがガチBIGなのに、斜めだしフルストレートと同等の90φメインパイプ!曲げ極少!の当時物でも希少設計なんですね~。

 

 

フロントパイプ+中間パイプ+リアピースの3分割。

触媒なし構造の3点セット。

普通ならコレだけ聞くと、爆音の予感です。

 

 

でもコレ。

90φフルストレートでも、ガチ消音するんです。

今日はそういう当時物マフラーのお話です。

はい。

 

マフラーに興味ない方は、Gマガ見てニタニタしててください。

 

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えっ?等長って美味しいの?

合流地点まで最速!割り切った太さのフロントパイプ・・・。

しかも曲げは、ほぼ無くしてますね。

当時の性能重視のマフラー設計には、こういう割り切りは大切です。

 

集合プレストンは、黒人並にエグイ太さです。

 

これだけは外すまい!

と誓っていたレイマックス等長フロントパイプが可愛く見えます。こうして比べて見ると等長って曲がりすぎじゃね⁈

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そして、ここで問題!

フランジ三角だね・・・?

 

三角ガスケット90φ?

ピッチ104mm・・・・。

 

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絶滅してるやん!

 

そんなサイズのガスケットは、マニアック過ぎて社会から抹殺されてました・・・・。

 

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どうすんのコレ?

つけれないじゃん!と、いうことでEFIテクノロジックへ駆け込みます

 

たとえ絶滅した部品でも、無理難題でも、ガラパゴスの三角90φガスケットでも、うまい具合に、即日新品で用意してくれるのがEFIの石黒社長。

こういう職人さんは、我々旧車ユーザーにとって救世主ですね。

 

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そして完成。

タイコまでの90φ曲げ極少設計!!

この1本物!丁寧な曲げがいい!

 

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メインパイプ曲げ角度 比較参考※現代のh〇sスーパーターボマフラー 

今だと普通はコレになるんだと思うんだよね。でもメイン曲げすぎじゃね。等長フロントパイプの曲げはさておき…。

 

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メインパイプ曲げ角度 比較参考※柿本gT1・0z 斜めだし90φ

性能重視のマフラー設計なら、これくらいの曲げが最適だよね。

 

 

装着完成図

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さて小一時間で、新品の異形ガスケットを無事取り付け完了!

装着したシルエットはHKSか、はたまたヴェルサイドか?

 

 

アイドリング音

 

 

 

まとめ

マフラー5点満点の総評として。

※あくまでも個人の主観です(笑)

 

 

マフラー性能=5点

 まず交換して一番最初に思ったんですが、恐ろしく抜けがいいです。低回転のアクセルのつきや高回転で踏みなおしたときでも即反応するので慎重になります。おそらく触媒ストレート構造という点とフロントパイプ90φ割り切りレイアウトが、かなり影響でてるんでしょうね。以前の80φフロントパイプ+スポーツ触媒+柿本GT1・0Zの構成より抜けが良くてブースト1.3㌔から1.44㌔まで上がりました。製造された時代と規格が違うので、一概に比較できませんが昨年交換したHKSスーパーターボマフラーと比べるとフルブーストや踏み込んだ瞬間のフン詰まり感が皆無です。ただノーマルエンジン車両だと、これは抜けすぎになってしまうでしょうね。

 

音、音質=3点

マフラーの音にはコダワリのある私ですが、近年は聞いたことのない低音ヌメヌメ音です。フルストレート構造でもデッカイタイコやサブタイコのおかげで消音がしっかり効いているんで街乗り安心ですね。設計面で全体的に分厚いステンレスが使われていて、低回転から高回転でも音ワレや弾けた音が一切でません。これはサーキット専用設計というのは、触媒ストレート設計だという点だけがひかかるんでしょうね。音はおそらくこのまま車検通るでしょ?て感じの音量です。ただ車から降りて後ろに周ると、低音が綺麗に出ているので気がつきにくかったんですが、これ音量も音圧も実はかなり高いんですね。出てるのが低音のために激しい排気音ではなく、ベースや管楽器の前で体で音を聞くみたいな感覚なんでしょうか。レシプロエンジン爆撃機みたいな感じです。

 

重さ=1点

これ一番問題ですがクソ重たいです。全体が厚みのあるステンレスという点と、鉄の純正マフラーと同等かもしれません。リアピースだけでこの前つけてた柿本GT1・0Z(7㌔)の総量と同じくらいな感覚あります。フロントパイプまでの総重量は21㌔超はあるんじゃないですかね。

 

価格=?点

当時は30万クラスの高級品ですが、いまだと中古で綺麗なものを選べばHKSスーパーターボマフラー買うより安いです。音や性能重視したい方は選択肢に入るかもしれませんね。音量的には街乗りからサーキットまで対応しそうです。※ダメ!絶対!

 

これ実は、個人的には総合評価で満足してます。

gt1・0zの音量が触媒ついてるのに、触媒無視のとんでもない爆音だったので、ようやく耳がおちつきました。

しかし性能ダウンしたら意味ないのですが、今回は性能面が向上しているのでそれが総合評価としては良かった思います。

 

 

 

ということで。

今年はじめの記事は、またまたマフラー交換でした。

 

ではまた次回!