BNR32 クロとシロと俺ブログ。

BNR32のお手軽レストア情報やRB26エンジンのオーバーホール、チューニング手法などを実体験をもとに情報発信しているブログです。

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RB26 vs VR38 エンジンチューニングを語ろう。 BNR32 BCNR33 BNR34 vs R35 富山から

 

 

ロング or ショートは、「ボア径」と「ストローク量」の寸法比率で決まる。

 

 

はい、私。

 

 

ショートストローク派のRB26信者でございます・・・。

 

 

さて今日は、RB信者が誰もやりたがらない自爆ネタです。

 

RB26といえばショートストローク型エンジンで、高回転になるほどパワーが出る特性のエンジンですよね。

スカイラインGT-R( BNR32 BCNR33 BNR34)やステージアの一部のモデルに搭載されるなど、その数7万超?も生産されたエンジンです。

その後、受け継がれてきたスカイラインGT-RのエンジンRB26は役目を終え、日産GT-Rでは「VR38エンジン」が搭載されたわけです。

 

このVR38エンジン。

当然、型式が違うわけですから、性能も設計も全く異なります。

 

そこで、今日はRB26とVR38の性能の差(時代の差)ってどれくらいあるんだろうか?

考えてみたいと思います。

 

 

エンジン=馬力=強さ=男らしさ=車の価値 ?

  さてRB26やVR38のようなターボエンジンの最大馬力は、主に「エンジン排気量」×「タービン流量」で制約されます。排気量が2.6LのRB26よりも、3.8LのVR38のほうが「馬力は出やすい」ってことは皆も承知だと思います。エンジン排気量が大きく、デカいターボ、またはデカいスーパーチャージャーがついているほうが馬力が大きいんです。

純正でも280馬力と480馬力の差がありますよね。

 

 

しかし!ですね。

圧倒的有利な条件のVR38に対して。

 

 

やっぱりRB26をフルチューニングして馬力出すと、どれくらい追いつくのか?追い越すのか?

ユーザーとしては、現実を知っておきたいわけです。

 

 

 

RB26フルチューン vs VR38

どっちが男前エンジンだと言えるのか?

今日は、そのへん考えていました。

 

 

 

比較するのは・・・・。

VR38ノーマル、VR38フルチューン仕様3つ、RB26フルチューン仕様3つです。

合計7つのパワーグラフです。

 

  

 今回、RB26エンジンとVR38エンジンの比較で、大まかに2つのエンジンの出力特性を理解できればいいかなぁ~という、小学生レベルの情報にしかなりませんでしたのでご容赦ください。なんせ馬力の計測も正確に統一した規格で計測していない日本ですから情報集めても検討しにくいんです。

 

でもまぁね。

正確じゃなくてもある程度でいいや。

それくらいの情報で十分満腹したので調査終了であります。

 

結果

今回は、HKSさんのWEBで公開されてるVR38のエンジンチューニングセットの出力表をお借りして、RB26の出力特性と合わせてみました。

RB26は、Vカム仕様2つとハイカム仕様を載せています。

各エンジンの仕様はそれぞれ記載しておきます。

 

見方

上のグラフがパワー、下がトルクです。

色が同じものが同じエンジン仕様です。

 

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グレー実線

※R35標準仕様

 

 

ピンク 点線 RB26+vカム

エンジンベンチ値 計測

  • V-cam STEP2仕様
  • エンジン:HKS 2.8LKIT STEP1 φ87
  • 吸気系:HKS レーシングサクションリローテッド
  • ヘッドガスケット:HKS ヘッドガスケット1.2mm
  • VCAM制御:VALCON TYPE-RB26
  • 燃料系:HKS フューエルデリバリーキット
  • 燃料系:HKS 1000ccインジェクター
  • 過給機:HKS GT2530KAI×2
  • その他:HKS 強化ヘッドボルト、HKS プラグM45

 

 

むらさき 点線 RB26+vカム

※テスト車両仕様 計測方法不明

エンジン:RB26DETT EX側256°
ターボ:GT2530×2
吸気系:スーパーパワーフローエアフロレス
排気系:HKSメタルキャタライザー、リーガルマフラー
冷却系:I/C交換、パイピング交換
燃料:強化ポンプ(280R/h) 、I/J 600cc
VCAM制御:VALCON TYPE-RB26

 

 

みずいろ 点線 RB26

※テスト車両仕様 dynojet 実馬力計測

エンジン:RB26DETT in256°EX側256° REIMAXストリートカム NISMO2.7L
ターボ:GT2860R-2×2
吸気系:純正エアクリ R35エアフロ
排気系:SARDメタルキャタライザー、TOMEI tiマフラー
冷却系:I/C交換、パイピング交換
燃料:強化ポンプ(320R/h) 、I/J 800cc

 

 

 

まず”グレー”の実線が、R35の標準仕様のパワーグラフですが・・・・。

RB26フルチューン仕様と比較すると、RB26Vカム-STEP2と、ほぼ同じような出力特性になります。しかしVカムが無いと、低回転域のパワーの出方、トルクの出方、共に比較にならずVR38圧勝!です。さらにRB26はVカム使っても、5000回転付近で最大トルク、VR38は2500回転付近で最大トルクが発生します。

RB26はフルチューンエンジンのどのパワーグラフも。

 

 

パワーもトルクも。

VR38エンジンの圧勝です!

 

 

エンジンの「排気量の違い」は、タービン選択、低速トルクに大きな違いを生みます。

ここに超えられない壁があることがよくわかります。

RB26とVR38では、2800ccと3800ccの排気量の違いで「馬力を出す土台」が全く違います。

 

VR38の立ち上がりの鋭さは、トルク特性で顕著に表れています。

フルチューンRB26よりも、低速からの反応速度が2~3倍ほど優れてるんですからね。

サーキットでも、街乗りでも、ゼロ〇ンでも、素人~アマチュアドライバーなら間違いなくR35のVR38チューニング仕様のほうが速く走れる仕様となります。 

 

ただし。

RB26だって大きなシングルターボに変えた場合、この限りではございません。 

機会あったら、現代のビッグシングルターボの恐ろしさ!

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実馬力計測のパワーグラフ載せたい。( ゚Д゚)!

いや載せさせてください!

※のちのち掲載できたらやります。

 

 

低速トルクの違いの影響

 この低速トルクが走りに影響するのは、主に「回転が下がっている」場合の問題です。RB26で600~800馬力になると、より最大パワーを上げてミッションのギア比がクロスするように煮詰めることで、エンジン回転を下げずに走ることができるので、走りで低速トルクを補えます。

グラフでも高回転のトルク特性はほぼ一緒になりますからね。※VR38標準と比較してだけどね・・・。

サーキット走行の場合は、5000回転~8500回転までの中高回転のトルクを活かす走りができれば、RB26とVR38の排気量の差は皆無になっていきます。

 

まぁ運転技術は、言うのは簡単ですが・・・・。

フルチューンRB26エンジンと、ノーマルVR38エンジン。

どちらが運転しやすいか?は一目瞭然でしょ・・・。

 

 

 

最後に時代の進歩に抵抗する。

一人のRB26信者として言わせてもらいますがね。

 

俺はBNR32のハイカムのエンジン音が好きなんだ。

男っぽいカオが好きだ。

フォーーーーンっていう綺麗な直6の高回転の伸びが好きだ。

このカムの音に乗るために、俺はRB26をイジッたんだ。

 

あのグループAで走ってたGT-Rの姿が好きなんだ。

 

 

そして、よりデカいエンジンと比べるな!と・・・・。