BNR32 GTウィング マウント製作 DIYで遊ぶ。富山から。
最近備忘録と化しているBNR32のブログです。
しばらく放置していた内容ですが、実は流行りのGTウィングをBNR32につけようと思うと、トランクに穴開けが必要だったり専用マウントが必要になります。
そこで以前記事にしたSARD GTウイング Fuji-spec Mを使って、純正リアスポ穴を利用して可能な限り穴を増やさないように取付してみました。
…が、BNR32の純正トランクは、想像以上に曲面があって、汎用のGTウィングの直線マウントは取付できません。もし強引に取りつけるとするとトランク上面の板金が薄いので、マウント周辺が歪んだり変形してしまいます。そこで純正トランクの曲面にあった専用マウントが必要なんですが・・・・。
私のYahoo調査では2017年 現在 BNR32純正トランク用の専用マウントは販売されていませんでした。
はい残念!
なければ自分で作るしかありません⁈
曲面に合わせてDIYでマウント製作です!
そこでいきなりですが。
今回出来たのがコレ↓仮付けしてみました。
732(黒)をスプレー塗装してトランクにセット。
仮付けしてみると。
キッチリ純正トランクに固定されて。
思ったよりも・・・。
かなり良い。
製作工程↓
1、純正トランク形状で成型にDIYチャレンジ。
※付属マウントの3本のアシは、長いものへ変更しましょう。
2、アルミ板3mmを業者でレーザー加工。
アルミ板を綺麗に加工するのは実は大変です。今回は仕上がりを重視してレーザー加工業者さんに図面送って製作を頼みました。
※以前2mmのアルミ板で、手と目勘定でトランク形状に曲げて成型しマウントの土台を製作しました。しかしサーキット走行後に見てみると、トランク上で真っすぐな板に戻って帰ってきました。2mm程度のアルミ板を成型しても、トランクとの接触面が綺麗に出ていないとGTウィングの付属マウントにダウンフォースがかかったときにマウント取り付け部に力が集中して板が伸びちゃったようです。
GTウィングの付属マウントと、土台を真っすぐ並行になるよう製作します。
土台のアルミ板は3mmで製作し、曲面のトランク接触面との隙間を綺麗に埋めて、ダウンフォースが、付属マウントから土台を伝ってトランクへ分散するように製作することにしました。
トランク上部との曲面部の隙間を樹脂、ゴム、アルミなどでなんとか埋めたいですね。
今回は、一般的でコストの安いエポキシパテを使います。
トランクにサランラップ巻いて・・・。※シリコンテープでの養生なら完璧!?
曲面の隙間をチェック。仮付けしたマウントで隙間を見ると土台のアルミ板の四方に、2mm~5mmぐらいの複雑な曲面がありますね。
3、アルミ板とトランク曲面の隙間を埋めます。
今回は、失敗しても財布が痛くないエポキシパテを使いました。amazonで金属接着用のもの100g600円ぐらいのものを2個用意しました。これは粘土のようなものでA材B材を混ぜて使うものです。
アルミ板に手で棒状に伸ばしたパテを広げて、トランクに押し付ければ型が取れますね。曲面の隙間に合わせてパテの盛り方を変えましょう。このときパテで型取りできなかった箇所は、固まった後に再度パテ盛りなおして修正しましょう。
接触面はボルトの穴以外を隙間なく埋めてしまうことがポイントです。
隙間が少しでも空いていると、ダウンフォースで土台が変形したり、振動で盛ったパテが割れる原因になりますよ。
※ちなみにこのDIYマウントは、やっすいコストで作る方法なので落下したらパテが割れる可能性が高いです。取り扱い注意
4、研磨と塗装について。
パテ盛りを楽しんだあとは、24時間ぐらいで加工できるように固まるので、アルミ板の外に出た部分をやすりでシコシコします。塗装の下地処理にもなるので、この研磨には出来るだけ丁寧に時間をかけたほうが仕上がりが綺麗になりますよ。
スプレー塗装は、手軽でいいんですが2液塗装じゃないとすぐに剥げちゃうので3層ぐらいにわけてプライマー、塗装、クリアを厚塗りしときましょう。
5、仕上げ
塗装面をコンパウンドなどで綺麗に磨いて、そのあとはゴムシートなどをアルミ土台の接触部に張り付けときましょう。あとトランクの裏面なんですが、ナットを固定する穴に入るアルミ板2mm厚の当て板を作っています。
これも図面を業者に送ってレーザー加工してもらいました。
最終的な結論ですが・・・。
次は、暇なときにコレで型取ってFRPかゴムで作り直します。
エポキシパテ硬くていいんだけど。
固すぎて落としたら割れちゃうってのは嫌ってことです。
またつくるの面倒だし・・・・( ;´Д`)
GTウィングのマウントでお悩みのマニアックなオーナーさんは、ぜひDIYでぴったり合うマウント作りに挑戦してみてください。